家の売却で不用品を処分するには?おすすめの方法と片付けるタイミングを解説

- 「家を売却したいけれど、家具や家電が大量に残っている」
- 「売却するとき、不用品は全部処分しないといけない?」
- 「できるだけ費用をかけずに家の中を片付けたい」
家を売却するときに意外と大変なのが、家具・家電・衣類・本・日用品などの不用品処分です。
長く住んでいた家ほど物が増えているため、引越しが決まってから片付け始めると、「売却までに処分が間に合わない」ということもあります。
基本的には、売却した家を買主へ引き渡すまでに、売主側で家財道具や不用品を整理しておくとスムーズです。
ただし、すべてをごみとして捨てる必要はありません。まだ使える家具や家電、本、ブランド品などは買取サービスを利用することで、処分費用を抑えられる可能性があります。
そこで本記事では、家の売却に伴う不用品の処分方法や片付けるタイミング、費用を抑えるコツについて詳しく解説します。
家を売却するときは不用品を処分しておこう
家を売却するときは、家具や家電、衣類などの私物を整理し、買主へ引き渡せる状態にしておくことが大切です。
特に、次のようなものが大量に残っていないか確認しましょう。
- ソファ・ベッド・タンスなどの家具
- 冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどの家電
- 本・漫画・雑誌
- CD・DVD・ゲーム
- 衣類・靴・バッグ
- 食器・調理器具
- 布団・カーペット
- 自転車
- 趣味・アウトドア用品
- 物置や押し入れに保管しているもの
一戸建ての場合は室内だけでなく、庭・物置・ガレージ・ベランダなども忘れずに確認してください。
植木鉢や園芸用品、タイヤ、工具などが大量に残っているケースもあります。
売却を決めた段階から少しずつ整理しておけば、引き渡し直前になって慌てることを防げるでしょう。
家の売却で不用品を処分する6つの方法
家の中にある不用品は、種類や量、売却までの期間によって適した処分方法が異なります。
代表的な方法を紹介します。
1.自治体のごみ収集を利用する
もっとも身近なのが、住んでいる自治体のごみ収集を利用する方法です。
衣類や日用品などは、自治体の分別ルールに従って可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみなどとして処分できます。
家具や布団など、通常のごみ収集に出せない大きなものについては、粗大ごみとして申し込む方法があります。
家庭から出る廃棄物について、環境省は住んでいる市区町村が案内するルールに従って処分するよう案内しています。
自治体を利用する方法は費用を抑えやすい一方、粗大ごみは事前予約が必要になる場合があります。
家の売却日が決まっている場合は、早めに自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
2.自分で処理施設へ持ち込む
自治体によっては、ごみ処理施設へ家庭ごみを直接持ち込める場合があります。
車を用意でき、自分で家具などを運び出せるのであれば、不用品をまとめて処分する選択肢になります。
ただし、
- 持ち込みできる品目
- 受付時間
- 手数料
- 予約の必要性
- 本人確認書類の有無
などは自治体によって異なります。
大量の不用品を持ち込む場合は、事前に自治体へ確認してください。
3.まだ使えるものは買取サービスで売る
家を片付けるときは、いきなりすべてを捨てるのではなく、「売れるもの」と「捨てるもの」に分けることがポイントです。
例えば、
- 本・漫画
- CD・DVD
- ゲーム
- 比較的新しい家電
- ブランド品
- 時計・アクセサリー
- カメラ
- 楽器
- アウトドア用品
- ホビー用品
などは、状態によっては買い取ってもらえる可能性があります。
環境省も、まだ新しく十分に使用できる家電については、信用できるリユースショップなどへ売却する方法を案内しています。
不用品を売却できれば、処分する物の量を減らせるだけでなく、片付け費用の負担軽減にもつながります。
大量の本や漫画、ゲームなどがある場合は、店舗まで持っていく必要のない宅配買取を検討するのもよいでしょう。
4.フリマアプリやネットオークションで売る
時間に余裕がある場合は、フリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。
自分で販売価格を決められるため、リユースショップなどより高く売れるケースもあります。
一方、
出品→購入者とのやり取り→梱包→発送
という作業が必要です。
家の売却では数十点、場合によっては数百点の不用品が出ることもあるため、すべてをフリマアプリで処分しようとすると時間がかかります。
「高く売れそうなものだけフリマアプリ、それ以外は買取や自治体のごみ収集」といった使い分けがおすすめです。
5.一般廃棄物処理業の許可業者などへ依頼する
家一軒を片付ける場合、不用品の量が多すぎて自分たちだけでは対応できないこともあります。
その場合は、自治体が案内する適切な処理方法や、家庭ごみの収集・運搬に必要な許可を受けた事業者への依頼を検討しましょう。
環境省によると、家庭から出る廃棄物を回収するためには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可または市区町村からの委託が必要です。産業廃棄物処理業や古物商の許可だけでは、家庭ごみを回収できません。
大量の不用品処分を業者へ依頼するときは、許可の有無を確認することが重要です。
6.不動産会社に相談する
「何を残してよいのか分からない」「家財が多すぎて自分では片付けられない」という場合は、売却を依頼している不動産会社へ相談してみましょう。
不動産会社によっては、売却に伴う家財整理についてアドバイスしてくれたり、適切な事業者について情報を提供してくれたりする場合があります。
また、売却方法や買主との条件によって対応が異なることもあるため、自己判断で家具などを残すのではなく、引き渡し条件を事前に確認しておくことが重要です。
家の売却時に不用品を効率よく処分する手順
大量の不用品を一度に片付けようとすると、作業がなかなか進みません。
次の順番で整理すると効率的です。
STEP1.新居へ持っていくものを決める
最初に、
- 「新居へ持っていくもの」
- 「手放すもの」
を分けます。
家具の場合は、新居の間取りやサイズを確認してから判断しましょう。
「まだ使えるから」という理由だけで大型家具を持っていくと、新居に入らなかったり、結局すぐ処分することになったりする可能性があります。
STEP2.売れるものを分ける
次に、不用品の中から売却できそうなものを選びます。
特に、
本・漫画・ゲーム・家電・ブランド品・カメラ・楽器
などは、ごみに出す前に査定を受けてみる価値があります。
売却が決まっている場合は処分までの時間が限られるため、「高く売ること」だけではなく短期間でまとめて手放せるかも考えて買取方法を選びましょう。
STEP3.自治体で処分できるものを捨てる
買取できなかったものは、自治体のルールに従って処分します。
可燃ごみや資源ごみなどは、普段の収集日に少しずつ出していけば、まとめて処分する負担を減らせます。
粗大ごみは予約から収集まで時間がかかる可能性があるため、早めに申し込んでおくと安心です。
STEP4.自分で処分できないものだけ業者へ依頼する
最後まで残った大量の家具など、自分で対応するのが難しいものについては、自治体へ相談したうえで適切な許可業者などへの依頼を検討します。
最初からすべてを有料で処分してもらうのではなく、
売却→自治体で処分→残ったものを適切な業者へ依頼
という順番にすると、処分費用を抑えやすくなります。
不用品はいつから処分すればよい?
家を売却する場合、不用品整理はできるだけ早く始めることをおすすめします。
特に家の中に大量の荷物がある場合は、売却活動を始める段階から整理しておくとよいでしょう。
部屋の荷物が少なくなれば、内覧時にも室内を確認してもらいやすくなります。
ただし、実際に生活している家を売却する場合、冷蔵庫や洗濯機、ベッドなど生活に必要なものまで早期に処分する必要はありません。
最初は、
- 1. 明らかなごみ
- 2. 長期間使っていないもの
- 3. 本・衣類など大量にあるもの
- 4. 売却できるもの
- 5. 大型家具
- 6. 生活家電
といった順番で進めると効率的です。
家の売却で不用品処分の費用を抑えるコツ
不用品処分の費用を抑えたい場合、重要なのは「捨てる量を減らすこと」です。
例えば、大量の本やゲーム、DVDなどをそのまま処分するのではなく、買取サービスを利用すれば現金化できる可能性があります。
また、通常の家庭ごみとして出せるものを少しずつ処分し、大型家具などだけ粗大ごみとして出せば、業者へ依頼する量も減らせます。
家を売却するまで時間があるなら、
- @売る
- ↓
- A譲る
- ↓
- B自治体で処分する
- ↓
- C自分では処分できないものを適切な業者へ依頼する
という優先順位で進めるとよいでしょう。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは処分方法に注意
家電の中でも特に注意したいのが、
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
です。
これらは家電リサイクル法の対象となる家電4品目であり、一般的な粗大ごみと同じ方法では処分できません。
買い替える場合は新しい家電を購入する小売店、処分だけの場合はその家電を購入した小売店などへ引き取りを依頼する方法があります。
自治体によって案内が異なる場合もあるため、売却前に確認しておきましょう。
「無料回収」をうたう無許可業者には注意
家の売却で大量の不用品が出ると、「無料回収」「格安回収」「トラック積み放題」などの広告が魅力的に見えることがあります。
しかし、業者選びには注意が必要です。
環境省は、市区町村の許可や委託を受けずに家庭ごみを回収する無許可業者を利用しないよう注意喚起しています。無許可業者へ引き渡した廃棄物について、不法投棄や不適正処理などの事例も報告されています。
また、国民生活センターも、安価な定額パックなどを広告しながら、作業後にさまざまな追加料金を請求されるトラブルについて注意を呼びかけています。
業者へ依頼するときは、
- 一般廃棄物処理業の許可などを確認する
- 自治体のホームページから許可業者を確認する
- 複数社から見積もりを取る
- 作業内容と料金を書面で確認する
- 追加料金の条件を確認する
- キャンセル料を確認する
といった点をチェックしましょう。
家を売却するなら「売れるもの」から処分するのがおすすめ
家の売却に伴う不用品整理では、すべてをごみとして捨ててしまう必要はありません。
まだ使用できる家具や家電、本、漫画、ゲーム、ブランド品などは、中古品として売却できる可能性があります。
特に家を売却するときは、通常の断捨離とは異なり、大量の家財を短期間で整理しなければならないことがあります。
そのため、
「必要なものを残す」
→「売れるものを買取に出す」
→「自治体で処分する」
→「残ったものを適切な業者へ依頼する」
という順番で進めるのがおすすめです。
まとめ|家の売却が決まったら早めに不用品を整理しよう
家の売却では、契約や引越しだけでなく、家の中にある大量の荷物を整理する必要があります。
売却直前になって一気に片付けようとすると、粗大ごみの収集が間に合わなかったり、高額な処分費用がかかったりする可能性があります。
まずは明らかなごみや使っていないものから少しずつ整理し、まだ価値のあるものは買取サービスを利用するとよいでしょう。
本や漫画、ゲーム、家電など、売却できるものを先に手放せば、不用品の量を減らしながら処分費用も抑えられます。
そして、自治体で処分できない大量の家庭ごみなどを事業者へ依頼する場合は、無許可の不用品回収業者を利用せず、自治体の案内を確認して適切な許可を受けた業者を選ぶことが重要です。
家の売却を考え始めた段階から計画的に片付けを進め、余裕を持って引き渡しを迎えましょう。
引っ越しや断捨離などで大量の本やゲームを整理したい方にも便利なサービス

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